「退職後に仕事したくないあなたへ|5つの仕事をしない方法」

 

「仕事をしたくない」、「退職したい」と検索すると、どれも仕事ができるようになるための方法ばかり。
「仕事をしたくない方におすすめの転職先」や「仕事をしたくないときは〇〇で解決!」など...

本当に無理をしてまで仕事をしないといけないのでしょうか。
世の中、退職せずに無理して仕事をして心身を壊してしまう方が多すぎます。

本ページでは、FP(ファイナンシャルプランナー)として「仕事をしたくない」ときに受け取れるお金の話を交えながら退職後の『5つの仕事をしない方法』をご紹介します。

 

〈目次〉
1.仕事をしたくない人にチェック✔してほしいポイント3つ
2.仕事をしない方法① 社会保険の給付金
3.仕事をしない方法② 休職
4.仕事をしない方法③ 失業保険

5.仕事をしない方法④ 職業訓練
6.仕事をしない方法⑤ 好きなことをする
7.自分で判断するのが難しい方へ:おすすめの相談先3つ

8.まとめ

 

本ページを読んでいただくことで、仕事がしたくないという気持ちを無理に改善させようとは思っていません。
単純にどのような選択肢があるのか知っていただき、その結果、仕事をしたくなってもいいですし、自分に合った生き方を見つけるきっかけにしてもらえれば幸いです。

 

 

 


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1. 仕事をしたくない人にチェック✔してほしいポイント3つ

 

退職後に仕事をしたくないと思ったときに、まずはどのような選択肢から選べるのか確認していただくため、3つのポイントをチェックしてみましょう。

 

チェック✔ :①現在の貯金をチェック✔

チェック✔ :②会社の福利厚生をチェック✔

チェック✔ :③自分の心身の状況をチェック✔

 

1-①
現在の貯金をチェック

当たり前のことかもしれませんが、大切なことなのでまずはチェックが必要です。

チェックするポイントは、貯金があるか、ないかではなく、退職後に貯金だけで何ヶ月間生活ができるかチェックすることが大切です。

また、今は貯金はなくても、3ヶ月間貯金だけで生活するためにはいくら必要か併せてチェックしておいてください。

このあとのお金の話で3ヶ月というのがキーになります。

 

 

1-②
会社の福利厚生をチェック

会社の福利厚生なんてあまりチェックしたことがない、という方がほとんどだと思います。

チェックするのは、退職金休職時の手当金療養休暇制度の3つです。

それぞれいくらもらえるのか、どのくらい休暇がもらえるのかチェックしてみてください。

 

 

1-③
自分の心身の状況をチェック

「退職後に仕事をしたくない」と思っていることをただの”甘え”や”怠け”だと思っていませんか?

「退職後に仕事をしたくない」 と思った理由は自分では気づかないところに潜んでいるかもしれません。

実は、日本人の80%以上はメンタルヘルスの初期症状を抱えているとも言われています。

大手製薬会社のグラクソ・スミスクライン社はメンタルヘルスの症状を以下のように紹介しています。

以下の症状に当てはまる場合は、病院に行かれることをオススメします。

 

▼メンタルヘルスの症状一覧

・気分が沈んでいる(抑うつ)
・興味がわかず楽しめない(興味または喜びの喪失)
・食欲が低下(増加)、体重が増減(食欲の減退・増加、体重増減)
・寝付けない、夜中や早朝に目が覚める(睡眠障害)
・動作や話し方が遅い、またはイライラしたり、落ち着きがない(精神運動機能の障害)
・疲れを感じたり、気分がわかない(易疲労症、気力の減退)
・自分に価値がない、または申し訳ないと感じる(強い罪悪感)
・仕事や家事に集中したり、決断することができない(思考力・集中力の低下)
・この世から消えてしまいたいと思うことがある(自殺念慮)

出典:utsu.jp

 

また、あなたがうつ病かを自己診断できるツールもあります。

『やさしいうつ病・うつ状態ハンドブック』の中で紹介されている、自己診断チェックシート(SRQ-D 東邦大式)で自己診断をしてみましょう。

SRQ-Dとは軽症のうつ病発見の手がかりの一つとして行う簡単な自己診断テストです。

自己診断チェックシート(SRQ−D)

このテストで、気になることがあった場合は会社を休んで速やかに病院に行くことをオススメします。

 


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2.仕事をしない方法①
社会保険の給付金

 

1-③ 自分の心身の状況をチェック で何か当てはまりそうなことがあった方はこちらの給付金を利用できる可能性が高いです。

退職後に利用できる社会保険(健康保険)の給付金制度です。

概要は以下のとおりです。

仕事をしない期間
・1~28ヶ月間

仕事をしない期間にもらえるお金
・退職後1~18ヶ月間 :今までのお給料の約65%が毎月支給
・退職後19~28ヶ月間:今までのお給料の約60%が毎月支給

■対象
・20歳~60歳
・今の会社に1年以上在籍している

デメリット
・申請の難易度が高いため専門家の利用が必要

 

会社で加入している健康保険制度の中には、傷病手当金という制度があります。

ただし、本来は休職中しか利用できない制度のため、退職後に給付金をもらうには難易度が高いです。

しかし、もらえる給付金の10~15%程度の依頼料を支払って専門家に依頼してしまえば、簡単にもらうことができます。

 

★実質、今までのお給料の55~60%程度の給付金を毎月もらえることになりますね

 

今までのお給料といっても、手取りではなく、総支給額の約65%を毎月もらえるため、退職後に仕事をしなくても十分な生活ができる可能性があります。

 

◆もらえるお金の例◆

手取りの給料 :25万円の場合

総支給額   :約30万円

もらえる給付金:約30万円×65%=約20万円


★毎月20万円の給付金がもらえれば無理をして仕事をしない、という選択肢も広がるのではないでしょうか

 

こちらの退職後の給付金制度の第一人者が退職コンシェルジュさんです。

利用する、しないは別としても、条件に当てはまっていそうな方は一度相談してみるのをオススメします。

 

こちらの退職後の給付金制度についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

 

 


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3.仕事をしない方法②
休職

 

退職後に仕事をしたくないと思い、以下4点が当てはまる方には、そもそも退職せずに休職をおすすめします。

1-① 現在の貯金をチェック で1~2ヶ月分程度の生活費がある
1-② 会社の福利厚生をチェックで休職制度や療養休暇の制度がある
1-③ 自分の心身の状況をチェック で当てはまりそうな症状がある
いずれ今の職場でまた頑張りたいと思っている

休職をすることの一番のメリットは、しばらく休んだのちに今の職場に復帰できることです。

また、休職中のデメリット等は以下のとおりです。

仕事をしない期間
・3~6ヶ月間 と決められている企業が多い
1-② 会社の福利厚生をチェック で確認しましょう。

仕事をしない期間にもらえるお金
・傷病手当金 ー(今までと同額の社会保険料や税金)
 ⇒手取り:今までのお給料の約45%
1-② 会社の福利厚生をチェック で休職手当などの制度があれば増える可能性あり!

■対象
・会社に休職制度がある
・今までのお給料の約45%で生活が可能

デメリット
・休職中は今までと同額の社会保険料や税金を支払う必要がある
・会社と定期的なやり取りが発生する

 

上記のデメリットでも記載のとおり、 休職中は今までと同額の社会保険料や税金を支払う必要があります。

そのため、復職の希望はないのにその場しのぎで休職を選んでしまうとどんどん苦しくなってしまう可能性もあります。

復職はしたいけど、仕事をしたくないという状況の方は、どのくらいの期間であれば休職が可能か1-①現在の貯金をチェックしたうえで決めておいた方がよさそうです。

 

4.仕事をしない方法
失業保険

 

退職後にもらえるお金といえば、失業保険。(正確には失業給付や雇用保険の基本手当)

こちらはチェック項目は関係ないと思われがちですが、1-①現在の貯金をチェックが必須です。

なぜならば、知っている方も多いかもしれませんが、自己都合退職の場合、失業保険はすぐにはもらえないからです!
※会社都合退職の場合はの別の記事でご説明します。

今は仕事したくないと思い、以下3点が当てはまる方には失業保険をおすすめします。

1-① 現在の貯金をチェック で3~4ヶ月分程度の生活費がある
1-③ 自分の心身の状況をチェック で当てはまりそうな症状が”ない”
在職中に転職先が決まっていない

なぜこのような条件が必要なのか、以下の失業保険の概要等をご確認ください。

仕事をしない期間
・4ヶ月~6ヶ月
※4ヶ月以内に転職した場合は、再就職手当の対象になる可能性あり

仕事をしない期間にもらえるお金
・退職後1~4ヶ月間 :0円
※書類準備、給付制限、支給待ちの期間
・退職後5~7ヶ月間:今までのお給料の約60%が毎月支給

■対象
・生活費として3~4ヶ月分の貯金がある
  or 生活できるだけのアルバイトを3~4ヶ月するつもり
・在職中に転職先が決まっていない
・就職する意欲がある(健康な状態)
・直近2年間で、合計1年以上会社に所属している(雇用保険加入)

デメリット
・自己都合退職の場合、退職4ヶ月後にようやく1ヶ月分の給付金
・4ヶ月間待ったのに、3ヶ月間しか給付されない

 

失業保険は複雑で再就職手当や就業手当など別の制度もあります。

また、会社都合の場合は少し変わりますので、別の記事で詳しくご紹介します。

 

★ただし、・在職中に転職先が決まっていない のであれば、損することは無いので、離職票が届き次第ハローワークに行ってみることをおすすめします!

 

 


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5.仕事をしない方法
職業訓練

 

職業訓練は失業保険の利用方法の1つです。

そのため失業保険の条件に追加で、以下2点が当てはまる方におすすめです。

・失業保険よりも長い期間給付金を受け取りたい
・何かの資格や技術を身につけたい

概要は以下をご確認ください。

仕事をしない期間
・1~12ヶ月間
※職業訓練のコースによって変わります。

仕事をしない期間にもらえるお金
・退職後1~12ヶ月間 :今までのお給料の約60%が毎月支給
※職業訓練期間中のみ受給できます。

■対象
・③失業保険の条件を満たしている
・何らかの職業訓練の申込みに合格する

デメリット
・コースによって、始まる時期や倍率が変わる
・誰でもいつでも好きなコースを利用できるわけではないため、自分で調べて申込が必要

 

「給付制限をなくせる!」「失業保険よりも長い期間もらえる!」など、退職後すぐから誰でもいつでも好きなコースに申し込めるかのように書かれている記事もありますが、各地域ごとに始まる次期倍率が異なります。

まずは自分の住んでいる地域の職業訓練コースを調べてみて、自分の希望するコースがいつからか調べてみる必要があります。

ただし、タイミングや自分の希望が合えば、無料で利用できますので、仕事をしたくないのであれば利用しない選択肢はないと思います!

 

★希望のコースを調べて、その時期に合わせて退職日を設定するのもありだと思います!!

 

6.仕事をしない方法
好きなことをする

 

こんなことは言われなくてもできるならしたい!と思われるかもしれませんが、真剣にご提案します。

準備や計画を立てれば、退職後に好きなことができるかもしれません。

1-① 現在の貯金をチェック をして、何ヶ月であれば好きなことができるか考えてみましょう。

もしくは、〇ヶ月好きなことがしたいから、〇万円の貯金をしよう!と考えても良いと思います。

常に仕事をしてないといけない、と思われがちですが、人生は限りがあります。

80年の自分の人生の中で、3ヶ月間や1年間は仕事をしないで好きなことをする、期間があっても何も悪くないと思います。

みなさんは何のために仕事をしていますか?

貯金をするために仕事をしていますか?

生活するために仕事をしていますか?

仕事でお金を稼ぐことは、自分の人生を華やかにするための1つの手段です。

生活できるだけの貯金があるのであれば、仕事をしない期間があっても良いのではないでしょうか。

 

もちろん、ただ貯金を減らしてしまうよりは、上記で紹介した①社会保険の給付金③失業保険を利用した方が良いと思います。

こちらを利用するのも、自分の人生をつくる1つの手段だと思います。

 

仕事をしたくないのに仕事をしないといけないという考えは大きな間違いです。

ときにはとにかく何も考えずに休んでみても良いと思います。

その結果、仕事したくなったり、ちょっとは仕事でもしようかな、と考えて仕事をするのも良いですね!

 

 


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7.自分で判断するのが難しい方へ:
おすすめの相談先
3つ

 

ここまで5つの方法も読んでみていかがでしたでしょうか。

退職後に仕事はしたくないけど、自分にとってはどの方法が最善なのか、どの方法に当てはまるのか、自分での判断は難しいかもしれません。

そんなときは以下の3つの相談先に相談してみましょう。

 

 

7-①
退職コンシェルジュ

退職コンシェルジュでは、名前のとおり退職後に関するコンサルティングをしてくれます。

主に、仕事をしない方法①社会保険の給付金について教えてくれますが、②休職、③失業保険、④職業訓練についても併せて相談が可能です。

無料のWEB説明会では、顔出し、音声は繋げなくて大丈夫なので、気軽に専門的な内容を教えてもらうことができます。

個別の相談も無料でオンライン対応をしているので、上手く利用してみるのをおすすめします。

 

 


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7-②
オンラインカウンセリング cotree

TALKFULLNESSは心理カウンセラーなどの専門家にオンラインで相談できるサービスです。

専門家への相談ができますので、初回の無料カウンセリングだけでも試してみて、気に入ったら繰り返し相談してみるのも良いと思います。

繰り返し相談するには3,300円~/30分と有料ではありますので、退職後に仕事をしたくない理由などをお金を払ってしっかりと相談をしたい、という場合にはピッタリです。

 

オンラインカウンセリング TALKFULLNESSの無料カウンセリングはこちら

 

7-③
退職代行 ガーディアン

「仕事をしたくない」「今すぐに退職したい」という場合におすすめの退職代行サービスです。

退職代行というサービスは認知度が上がってきたのもあり、本当に思ったよりもスムーズに退職できたという声をよく聞きます。

退職代行ガーディアンは労働組合法人が運営しているため、安心のサービスです。

退職代行ガーディアンへの無料相談はこちら

 

 

8. まとめ

 

退職後に仕事したくない方へ向けた『5つの仕事をしない方法』をここまで読んでいただきありがとうございました。

最後に5つの仕事をしない方法を簡単にまとめます。

 

  対象(条件)

①社会保険の
給付金

 ・今の会社に1年以上在籍している
②休職 ・会社に休職制度がある
 ・今までのお給料の約45%で生活できる
③失業保険 ・3~4ヶ月分の貯金がある
   orアルバイトを3~4ヶ月するつもり
 ・転職先が決まっていない
 ・就職する意欲がある(健康な状態)
 ・直近2年間で合計1年以上会社に所属している
 (雇用保険加入)
④職業訓練 ・③失業保険の条件を満たしている
 ・何らかの職業訓練の申込みに合格する
⑤好きなことを
する

 ・貯金がある程度ある
 ・仕事をしないといけない
  という思いから脱却する


5つの仕事をしない方法
   メリット  デメリット
①社会保険
の給付金
最大21か月間
 給付金

お給料の約65%
 が毎月支給

・自分での申請が
 難しい

②休職 ・しばらく休んだのち
 に
今の職場に復帰
 きる
・休職中も今までと同
 額の社会保
険料等を
 支払う
③失業保険 ・退職後、通常3ヶ月間
 の給付金

・お給料の約60%
 が毎月支給

退職4ヶ月後
 1ヶ月分の給付金
・3ヶ月間しか給付
 されない

④職業訓練 ・失業保険を通常より
 も長くもら
える可能
 性あり

無料で何らかの資格
 や技術
を身
につけら
 れる
・コースによって
 まる時期や倍率が
 変わる

・自分で調べて申込が
 必要
⑤好きなことを
する
好きなことができる ・貯金が減る
・なんとなくの不安

5つの仕事をしない方法

 

今すぐに退職するというのは難しいかもしれませんが、仕事をしなくても生活できる方法はいくつかあります。

一人で考え込まずにぜひ相談できるところに相談してみてください。

退職後に仕事したくないと思った今、ちょっとした行動で何かが変わるかもしれません。

繰り返しになりますが、仕事は生きるための1つの手段です。

退職後に仕事したくない方へ向けた『5つの仕事をしない方法』を読んでいただいたことで、少しでも気持ちが楽になっていただけたり、選択肢を広げていただけていれば幸いです。

 

 

 


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